医療保険の契約を復活させる方法

医療保険の契約を復活させる方法ってあるの?

万が一の時に備えて医療保険に加入しているという人も多いでしょうが、毎月しっかり保険料を支払っているでしょうか。うっかり口座に入金を忘れていたり、生活費が苦しくて滞納してしまった場合、払い込みを何ヶ月も止めていればいつかは医療保険が失効してしまいます。

 

失効してしまうと、これまで支払ってきた保険料が無駄になるだけでなく、新しく保険を探して加入しなければならないので時間も手間もかかります。もし医療保険が失効してしまった場合はどうすれば良いのか、復活させる方法はあるのかといったことを事前に知っておきましょう。

 

失効されてしまう医療保険

医療保険というのは、継続して保険料を支払うことで万が一の際に必要な保障を受けることができる制度です。

 

保険料を一度払えなかったからと言ってすぐに失効してしまう訳ではなく、まずは保険会社から保険料の支払いが遅れている旨が記載された通知が届きます。そこには保険料の滞納が続けば失効してしまうことなどが記されており、所定の払込猶予期間までに必要な保険料を支払えば失効は免れます。

 

毎月月払いで保険料を支払っている医療保険の場合、例えば5月分保険料の払込期月は5月31日までとなり、払込猶予期間は翌月末日までとなるため6月30日となり、最悪この日までに支払えば執行の心配はありません。半年払いや年払いの医療保険の場合、払込期月の翌々月の契約日が猶予期間となります。

 

具体的に言うと、10月10日に年払いで医療保険を契約した場合、本来の払込期月は10月末日となり、猶予期間については翌々月である12月の契約応当日である10日までということになるのです。つまり12月10日までに1年分の保険料を支払えば失効することはなく、月払いよりも金額が大きくなる分猶予期間も長めに設定されています。

 

ちなみに、医療保険の契約内容によっては、解約した際に一定額が返還される解約返戻金が付いているものもあります。このような保険の場合、保険料の支払いが滞ると解約返戻金として受け取れるはずだった金額の範囲内で、自動的に本来支払うべき保険料を立て替えてくれるというシステムもあります。

 

ただ、これはあくまでも一時的な貸し付けという扱いになるため、後日利息を付けて返済しなければならず、もし解約する場合には立て替えた分を差し引いた残りの金額しか変換されないので注意しましょう。

 

失効から通知が来るまで

医療保険の契約ごとに定められた払込期月までに保険料の支払いが見られなければ、次に注意すべきは払込猶予期間となります。この期間内にも支払いがされないということになれば、いよいよ本格的な保険料滞納として保険会社から対応されることになります。

 

払込猶予期間を一定期間過ぎてしまえば、契約はそのまま失効という扱いになり、失効を告げる内容の通知が保険会社から郵送されてくることになります。具体的にどれくらい猶予期間を過ぎると通知が送られてくるのかは保険会社によって異なりますが、一般的には自宅へ届くまで約2週間程度かかることもあります。

 

ある程度期間が空いてしまうので、契約者の中には自分の医療保険が失効していることに気付かず、放置してしまう人も珍しくありません。運悪くその期間に病気が発覚したり怪我をして入院してしまったりすれば、当然ながら保険で保障してもらうことはできないので大変なことになってしまいます。保険が使えない以上は治療費や入院費を全額自分で負担しなければならないため、経済的にも大ダメージとなってしまいます。

 

こういった事態を避けるためにも、保険料の払い込みがされていないという通知が来た時点で、いつから失効になってしまうのかよく確認しておくことが大切です。失効までの期間内に収入の見込みがあり、保険料を支払えそうであればまず保険会社に連絡し、その旨を誠実に伝えておくようにしましょう。

 

どうしても支払えないのであれば、保障の切れ目が発生しないように契約内容を変更して無理なく支払える金額まで保険料を引き下げたり、他の医療保険へ切り替えるなどの対応を検討してみることも重要となります。

 

保険には復活という制度がある

うっかり保険料を支払うのを忘れていて失効させてしまったが、やっぱりこの医療保険を続けたいと思った場合、実は失効してしまった医療保険を復活させる方法もあります。

 

復活とは、その名の通り一度失効してしまった契約を再度有効にさせることを言います。契約をもとの状態に戻すだけなので保険料も変更されませんし、もちろん契約内容も以前の通り継続させることができます。

 

 

ただ、保障が再開されるのは復活させる日からとなる点には注意が必要です。失効している期間中に起きた病気や怪我は保障してもらえないので、保障が必要になったから復活させるということはできません。

 

また、医療保険を復活させるには主に3つのハードルをクリアする必要があります。

 

  1. まず1つ目は、当然ですが復活させることが可能な期間内であることです。失効してから10年経過した契約を復活させるのは無理な話であり、医療保険の場合はおおむね失効から1年から3年以内が復活猶予期間として定められています。このため、失効後どれくらい期間が経過しているかは詳しく確認しておきましょう。
  2.  

  3. 2つ目は、健康状態に問題ないことです。契約していた当時と比べて同じような健康状態であれば、まず問題なく復活させることができます。復活時の告知や審査内容は保険会社によっても異なるので、医師の診断が必要なケースもあります。健康上問題を感じる場合は、保険会社に相談してみましょう。
  4.  

  5. 3つ目は、滞納している保険料を一括で全て支払う事です。これ以外に、督促手続きなどにかかったコストを延滞金として加算する保険会社もあるので注意しておきましょう。これらの条件を全て満たして、やっと契約を復活させることができます。

 

まとめ

このように、一度失効してしまった医療保険でもいくつかの条件さえ満たしておけば、以前の契約通りに復活させることも可能です。ただ、復活のためには滞納していた保険料を一括で支払わなければならないため、金額によってはそれが厳しい契約者もいるでしょう。このような場合、契約を以前のまま復活させるのではなく、保障内容を失効した時まで遡って少し減らすという方法が有効です。

 

例えば、1,000万円の保障を契約していた場合、それが失効した時点で半分の500万円に保障を減額したとします。

 

こうすることで、失効した月から必要となる保険料もかなり減らすことができ、失効している間に溜まっていた滞納保険料の合計額も本来の保障内容より引き下げることができます。一括で納める金額が少なくなれば支払いも容易になり、より復活させやすくなるのです。

 

また、保険料の支払い方法を変更することで、毎月の保険料を節約することも可能です。

 

10年有期など保険料の支払期間を限定している契約の場合、終身払いに変更するだけで大きく保険料を引き下げることもできます。滞納分を一括で支払うのが厳しいと感じている人は、このように保険料を低く抑えることで支払いやすくなるため、検討してみると良いでしょう。

 

失効と復活についてのまとめとしては、まず保険料の支払いには本来の払込期月とは別に払込猶予期間というものが設定されており、その日までに支払うことができれば失効にはなりません

 

この払込猶予期間を一定期間経過すると医療保険は失効することになりますが、その通知が保険会社から郵送されてくるまでには約2週間かかるので注意しておきましょう。失効したとしても、3つの条件を満たせば復活させられるケースが多いので検討してみましょう。


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