便利な個人融資には危険がいっぱい!

便利な個人融資には危険がいっぱい!?

 

お金を借りる方法としては銀行のカードローンや消費者金融のキャッシングなどがありますが、いずれの場合にも借入時には審査を受ける必要があり、手続きも何かと面倒です。

 

一方で、近年増えているのが個人融資と呼ばれるものがあります。

 

これはインターネットにある個人融資掲示板に借り入れを希望することを書き込み、融資したい人がそれに応えるというものです。

 

個人的な貸し借りで違法となるのは、貸す側が生業として行う場合や違法な金利を取った場合であり、それ以外は処罰する法律がないため法律に反するものではありませんが、実際にはさまざまな危険が潜んでいます

 

個人間融資ってなに?

個人融資は、個人的にお金の貸し借りを行うものを指します。

 

例えば友人などからお金を借りる場合にも個人融資に該当します。しかし近年はインターネットを利用して見知らぬ人からお金を借りるといったものが多く見られるようになっています。

 

これはインターネット上にある専用の掲示板やTwitterなどのSNSを利用して、お金を借りたい人が、個人情報や借りたい理由、希望する借り入れ額などの情報を発信し、それを見たお金を貸したい人が、Eメールなどで連絡をとって融資を行うというものです。実際のところはEメールだけで借りられるといったものではなく、直接会って借りるのが一般的なもので、いわゆるお金にまつわる出会い系サイトとも言えるものです。

 

この個人融資は体裁としてはあくまでも個人的にお金を貸してあげるというものです。この個人的にお金を貸すというのはケースによっては違法となる部分もありますが、ほとんどのケースにおいて罰則の対象とならないのが実状で、むしろ貸す側の方がリスクが高いといわれています。

 

個人融資で法律違反となる可能性があるものは貸金業法と金利を定めた出資法と利息制限法があります。貸金業法では生業として貸金業、つまりお金を貸してそれによって利益を得る行為を行う場合には貸金業登録が必要になり、また法律に則って資本金も用意しなければなりません。

 

これらを無視して行う場合には闇金とされます。ただ貸金業法はあくまでも生業として行った場合であり、生業とはせずに個人的にお金を貸すという場合には処罰の対象ではないため罰する法律がありません。

 

一方で日本では出資法によって金利は年利で上限20%に制限されています。

 

これを超える金利や手数料などは取ることはできませんし、超えるようなことをすれば刑事罰の対象になります。また利息制限法では、10万円未満が20%、10万円以上100万円未満が18%、100万円以上が15%を上限としています。これを超えた場合の利息は支払う必要のない金利になります。

 

このようなことから生業とせずにお金を貸しており、金利に関する法律の利率を守っていれば違法とはならないのが現状です。しかし、実際のところ個人融資が成立するような場合は、法律はほとんど守られていないのが現状であり危険が溢れています。

 

個人間融資掲示板はヤミ金と詐欺業者で溢れている

個人融資の掲示板は危険で溢れているのが現実で、実際に利用する人がひどい目に遭う可能性もゼロではありません。この理由は個人融資を利用するような人は、すでに銀行のカードローンはもちろん消費者金融のキャッシングすら利用することが困難な人であることが多いからです。

 

またお金を借りる側も詐取を狙っている人も居ます。このようなことから借りる側も貸す側も、互いに相当なリスクがあるといえます。

 

個人融資掲示板で被害に遭うケースとしてはヤミ金被害と詐欺業者の2つがあります。

ヤミ金は貸金業法の規制強化によって表立って活動することができなくなっていますが、このような個人融資掲示板を利用してお金を貸す者も多くあります

 

ヤミ金の場合には法外な金利で貸し付けをしますし、また銀行口座を教えてしまった場合で悪質な業者の場合には返済後に押し貸しという手口で、無理やりお金を貸し付けてくるところもあります。

 

また実際にお金を貸すといいつつ何らかの理由をもってお金を詐取するという詐欺師もいます。お金を借りたいのにお金を詐取されるというのは少し変な話ですが、特殊詐欺にもあるように、大金を得られると見せかけて、小さなお金を詐取するというのはよく行われていることです。

 

また個人情報を抜くためだけに、お金を貸すと持ちかけてくるところもありますし、お金を貸すためには銀行口座が必要だといって、銀行口座を作らせそれを詐取することもあります。

 

特に銀行口座転売は犯罪になるため下手をすれば作った口座名義人が逮捕されることもあります。この場合には犯罪収益移転防止法に抵触し、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

 

一方で貸す側にとってもリスクがあります。

 

貸す側としては、借りたいと思っている人が、カードローンなど利用できないような人であるとわかって融資するわけで、貸し倒れになるリスクは非常に高いものです。また個人が個人の信用情報を知ることはできませんので、人を見てお金を貸すか貸さないかを判断する必要があり、貸したとしても必ずお金を返してくれる保証はありません。

 

このようなことから個人融資掲示板は、危険が溢れており少なくとも普通の人が利用するようなところではありません。また利用するにしても借りる側も貸す側も相応の覚悟をして臨むことになります。

 

個人間融資専用掲示板

危険が溢れる個人融資専用掲示板は、誰でも閲覧することができますしインターネット検索をすれば簡単に発見することができます。

 

基本的な個人融資専門掲示板の使い方としては、お金を借りたい人が、年齢、性別、職業、借入希望金額、現在の借入金額、月収および年収、住所、用意できる身分証明書、借金の理由などを書き込みます

 

各掲示板に一定のルールがあるため書き込みをする場所にはテンプレートが用意されていますし、ルールに関する説明も書かれているところもあります。なお、住所に関しては詳しく書く必要はなく都道府県名で良いのがほとんどです。

 

この借り入れを希望する書き込みを貸したい側が見て、貸しても返済してくれそうな人に対して、返信をしたりメールで連絡を行います。もちろん、貸したい側も掲示板にいくらまで貸せるかを書き込むことがありますが、現実的には借り入れ希望者が掲示板の利用者の大半を占め、連絡もメールで行うことになります。この理由としては掲示板で公然と貸し借りの交渉を行うことは貸金業法に違反する可能性があるためです。

 

メールで連絡を受けたあとは個人間で協議して、融資の条件を詰めることになります。

 

条件としては

  • 貸し付ける金額とお礼としてのお金
  • またいつまでに返済できるのか
  • 一括で返済できるのか
  • 分割払いにするのか

といったことです。

 

連絡を取り合う段階でやたらと個人情報を聞き出すような貸し付け側は情報を抜こうとする業者である可能性が高いとされます。また実際に対面してお金を貸し付けるかどうかを判断するのが一般的です。理由としては直接現金をやり取りすることでお金の貸し借りの証拠が残らないためです。

 

銀行振り込みの場合には証拠が残り、借りる側が法的な手段に訴えた場合には逮捕されるリスクが高くなります。このため貸す側にとってはかなりリスクが高いといえます。なお、現実的に借りられる金額はせいぜい10万円程度とされています。

 

一方で個人融資掲示板でよく行われるのがお金を借りたい女性に対してわいせつ目的で近づくケースです。

 

この場合には最初からわいせつを目的としている者もあれば、お金を貸して信用を高めてから行うケースもあります。このような経緯から個人融資掲示板では男性よりも女性の方がお金を借りられる可能性が高いと言われています。

まとめ

個人融資は危険が伴いますが、審査もなく、あくまでも個人間で貸し借りをおこなうものなので、人によっては銀行のカードローンや消費者金融のキャッシングサービスを利用するよりも気が楽という人もいます。しかし、この個人融資で、特に掲示板でまったく知らない人からお金を借りるといった行為は、少なくとも普通の人は行うべきことではありません

 

個人融資を行う場合には親や親族のほか親しい友人までであればある程度安心ですが、まったく知らない人からお金を借りるのは非常に危険が伴います。特に下手にヤミ金業者に捕まると法外な利息を請求されますし、粘着され、暴力的な取り立ても行われることもあります。

 

また詐欺業者も多く存在しており実生活に被害が出ることもあります。個人情報を騙し取られる程度であれば、まだ被害は軽い方ですが、保証料や手数料としてお金を詐取されることもありますし、性犯罪の被害に遭う可能性もあります

 

また単に被害者になるだけであればマシな方といえ、銀行口座を開設しそれを売る行為は犯罪収益移転防止法に抵触して逮捕されることがあります。逮捕されれば被害者であっても逮捕歴が付き社会的なペナルティを受けることになります。もちろん、中には真面目に個人融資をしている人もいますが、危険の方が圧倒的に高く個人融資を利用することは絶対に避けた方が良いものです。

 

いずれにしても個人融資に頼らなければならないような状態の場合には、見ず知らずの人よりもまずは親や兄弟を頼るべきですし、友人に借りるというのも手段です。また多少の危険はあるものの貸金業登録をしている零細の貸金業者を頼ってみるのも手段です。

 

ヤミ金まがいな零細の貸金業者ですが、本物のヤミ金よりはよっぽどマシです。また借金で首が回らないような場合にはお金は掛かっても債務整理を行った方が無用なトラブルに巻き込まれないで済みます。

 

また一時的な融資でしのげるといった場合には生活困窮者向けの公的な融資制度の生活福祉資金貸付制度を利用するのも手段です。この制度では何らかの理由でお金を調達しなければならない人向けの公的な貸し付け制度ですので、事情を話せばかなりの確率で利用することができますし、金利もそれほど高くないので個人融資で借りるよりも負担が少なくお金を借りることができます。


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